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友達の知り合いに、「MMORPGのTERAがプレイ出来るパソコンが欲しいけど、どれを買えば良いか教えて」と相談されました。さらに、「できるだけ安いので、5万円くらい」という要望がありました。これだけだと何も分からないので、まずは状況を聞いて、以下の事がわかりました。

  • 元々持っていたパソコンが壊れた。そのパソコンは2~3年前くらいに購入したとのこと。
  • モニタとキーボードとマウスは持ってる。
  • 元々持っていたパソコンではTERAをプレイ出来ていた。
  • 最高設定でプレイできなくてもいい。

今回私がこの依頼を受けて行ったことは以下の通りです。

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「TERA」の動作環境

ゲームをするためにパソコンを購入する時は、まず目的のゲームの動作環境を知るのが最初にする事だと思います。

私はTERAをプレイしたことがなかったので調べました。ほとんどのゲームはその公式ページに動作環境が表示されていると思います。TERAももちろん動作環境が表示されていました。

 必要動作環境推奨動作環境
CPU1AMD Athlon64 3200+以上AMD Athlon 64 X2 6000+以上
CPU2Intel Pentium 4 3.20GHz以上Intel Core2 Duo E6750 2.66GHz以上
メモリ2GB以上
グラフィックカードRadeon X1600XT /
GeForce 7600GT以上
Radeon HD 3870 /
GeForce 8800GT以上
HDDの空き容量フォルダダウンロード時:30GB以上
DVDインストール時:60GB以上
※インストール時に一時的に必要になる作業用容量も含みます
対応OS日本語版 Windows XP(SP3), Windows Vista(SP1),
Windows 7, Windows 8.1/8
※Windows XP64bit版はサポート対象外となります。
DirectXDirectX 9.0c以上

このように大抵のゲームで、「必要動作環境」と「推奨動作環境」が表示されていると思います。

「必要動作環境」とは?

最低限動く基準という事です。一応動くことには動きますが、快適にプレイはできないと思います。

「推奨動作環境」とは?

快適にプレイができるというゲームを提供している会社が推奨している基準です。設定次第ではもっと必要な場合がありますが、この推奨動作環境をクリアできれば快適にプレイ出来ると思います。

快適にプレイしたいなら推奨動作環境を超えるスペックのパソコンを買うべきです。
ゲームによって違うと思いますが、最高設定で快適にプレイしたい場合は、推奨動作環境が霞むくらいのスペックを用意しないといけませんが、
今回の依頼では、予算も限られてますし、そこまで設定が高くなくても良いとのことだったので、価格重視で選択することにしました。

パーツを流用して安く抑える

動作環境が分かったので、これを超えるパソコンを探しましたが、さすがに5万円前後で該当するパソコンはありませんでした。
しかし元々持っているパソコンで快適にプレイ出来ていたという情報があったので、ビデオカードは搭載されていると予想できたので、グラフィックは無視して動作環境を満たすパソコンを探します。
このように元々パソコンを持っている場合は、安くパソコンを手に入れられる可能性があります。
※世代や規格が違うと使えない場合もありますが。

これが自作PCが安いと言われる所以です。流用できるパーツがあれば、改めてパーツを購入する必要がないので、予算を抑えられます。

最初からショップBTOパソコンを探していました。何故かというと、低価格パソコンの場合は、自作するよりもショップBTOパソコンの方が安い場合が多いからです。
※先ほど言ったとおり、余っているパーツなどを使ったり、元のバソコンのパーツを流用する場合は除きますが。

しかもショップBTOパソコンの場合は保証が付きます!保証があれば壊れた場合も安心です。

MMORPG「TERA」をプレイするためのパソコン候補

「TERA」の動作環境がそれほど高くないので、安くてもいくつか候補を見つける事ができました。
探したのはドスパラとマウスコンピューターです。色々考えた結果、「Magnate IE」をオススメしました。
もちろん標準スペックのまま「TERA」をプレイするのはきついと思いますが、今回は元々のパソコンのビデオカードを移植しようと思っていたので、そこは無視しました。
ちなみに元々のパソコンに搭載されていたビデオカードはGeForce GT 440でした。

Magnate IEのスペック

 Magnate IE
OS【64bit】Windows7 Home Premium
価格52,980円
CPUインテル Core i3-4130
(デュアルコア/HT対応/定格3.40GHz/L3キャッシュ3MB)
グラフィックインテルHDグラフィックス 4400(CPU内蔵)
メモリ4GB DDR3 SDRAM(PC3-12800/4GBx1)
ハードディスク500GB HDD
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
マザーボードインテル H81 Express マイクロATXマザーボード

心配なのが、元のパソコンの詳細なスペックが分からないので、CPU性能がもしかしたら劣るという可能性です。
その心配を伝えた所、了承してもらったので、今回は「Magnate IE」を紹介しました。
あとこのパソコンをオススメしたところ、「元々のパソコンのメモリが8GBだったので、減っているけど」と言われたので、元々のパソコンからメモリも移植するので大丈夫と伝えました。

このように、パソコンを買い替える際には、元のパソコンのスペックが、選択する上で非常に大事なので、購入前に絶対に調べた方がいいです。また人に頼む際も、スペックが分かれば選ぶ人も最適なパソコンを選びやすいと思うので、是非スペックを調べて下さい。

今回は「Magnate IE」を紹介しましたが、TERAをやるためにPCを新規で購入しようとされるかたは「Magnate IE-V」の方がおすすめです。これは「Magnate IE」にGeForce GT 440と同じ性能のGeForce GT 630が追加されたモデルです。

スペックを調べる方法については改めて紹介する予定です。
スペックを調べる方法についてのページを作成しました!パソコンのスペックの調べ方・確認方法 PC買い替えや増設時に役立つ情報

パーツの移し替え

メモリとビデオカードを元のパソコンから移し替えました。結果スペックはこういう風に変化しました。

 Magnate IEパーツ移植後
OS【64bit】Windows7 Home Premium 【64bit】Windows7 Home Premium
価格52,980円
CPUインテル Core i3-4130
(デュアルコア/HT対応/定格3.40GHz/L3キャッシュ3MB)
グラフィックインテルHDグラフィックス 4400(CPU内蔵)GeForce GT 440
メモリ4GB DDR3 SDRAM(PC3-12800/4GBx1)8GB DDR3 SDRAM(PC3-12800/4GBx2)
ハードディスク500GB HDD
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
マザーボードインテル H81 Express マイクロATXマザーボード

実際にプレイしてもらったのですが、重いという感想が・・・
不安が的中してしまいましたが、なんとか快適にプレイして欲しかったので、改善策を考えました。

思いついたのがOSの高速化です。

Windows 7の高速化

今回購入されたパソコン「Magnate IE」のOSはWindows 7だったので、Windows 7の高速化を実施しました。
実施したのは以下の2つです。

  • 視覚効果を無効にする
  • 仮想メモリを無効にする

これらを実施した所、快適になったと言われました。
私も触らしてもらいましたが、実施する前に比べて、もたつきがかなり軽減され、快適に動作していることを確認し、本当に安心しました。
Windows 7高速化の実際のやり方については改めて紹介します。
Windows 7の高速化についてのページを作成しました!Windows 7の高速化設定 視覚効果と仮想メモリの無効化と不要ソフトのアンインストール

今のところ順調のようですが、今後も何かあったときにはサポートしていきたいです。

まとめ

パソコンを人に勧めるのは今回が初めてではありませんが、予算が限られているというのが少し難題でした。
しかし元々のパソコンのパーツを流用するという形で、希望が実現できて良かったです。
予算を除けば、今回は「TERA」がプレイしたいという明確な使用目的があったので、比較的簡単にパソコン選びができたと思います。

パソコンが欲しくなったときに、身近なパソコンが詳しい人に相談する人が多いと思いますが、その時は明確な使用目的を告げたり、買い替える時は元のパソコンのスペックを伝えると、最適なパソコンを手に入れる可能性が高くなると思いますので、是非実践してみてください!


Magnate IE ドスパラ特価(税込) 53,980円 ポイント還元:539p


Magnate IE-V ドスパラ特価(税込) 59,980円 ポイント還元:599p

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