ビジネス用アプリケーションソフトを1つにまとめたパッケージ「Microsoft Office」について、あまり知らないと思ったので調べる事にして、前回はOfficeそのものについてとバージョンについての事を投稿しました。
Officeって何?という方や、バージョンについて知りたい方は是非下の投稿をご覧になってください。
Microsoft Officeのバージョンとエディションについて 搭載アプリケーションや機能などをバージョン比較まとめ
今回はエディションについてと、無料で使えるOfficeについて調べてまとめてみました。
Officeのエディション
Microsoft OfficeにもOSと同じようにエディションが存在しています。OSの場合は上位エディションの方が機能が多いなど、エディションによって機能が違ったりしましたが、Microsoft Officeの場合は上位エディションの方が含まれるアプリケーションソフトが多くなっています。
エディション名については現状では固定されているのでご紹介しいます。
- 「Personal」家庭向け
- 「Home and Business」家庭及び個人事業主向け
- 「Professional」個人事業主及び中小企業向け
- 「Professional アカデミック」学生・教職員向け
Windows 7以前のエディションで例えると、「Personal」が「Home Premium」で、「Home and Business」が「Professional」、「Professional」が「Ultimate」です。ちょっとややこしくなってしまったかもしれませんね。
「Professional アカデミック」は学生・教職員向けの「Professional」で、価格が半額ぐらいになっているものです。
具体的にそれぞれのエディションに含まれるアプリケーションソフトを表にまとめてみました。
Microsoft Office 2013のエディション比較
Microsoft Office | Personal | Home and Business | Professional | Professional アカデミック |
---|---|---|---|---|
Word 2013 | ● | ● | ● | ● |
Excel 2013 | ● | ● | ● | ● |
Outlook 2013 | ● | ● | ● | ● |
PowerPoint 2013 | ― | ● | ● | ● |
OneNote 2013 | ― | ● | ● | ● |
Publisher 2013 | ― | ― | ● | ● |
Access 2013 | ― | ― | ● | ● |
アプリケーションソフト数はPersonalが3つ、Home and Businessが5つ、Professionaが全部の7つとなっています。それぞれのエディションで含まれるアプリケーションソフトが決まっています。
以前から思っていたのですが、エディションごとにソフト数を決めて、ユーザーが選べればいいなと思います。ExcelとWordとPowerPointしか使わないけど、5つのソフトが入っている「Home and Business」を購入しなければいけないのは少しもったいない気がします。そこまで価格は変わりませんけど、少し気になっていました。
Officeはお得なのか
実際にアプリケーションソフトを1つにまとめたOfficeってお得なのかどうかを調べるために、単体とエディションごとの価格を調べてみました。価格はAmazonでのパッケージ版の価格を調べました。
ソフト単体の価格
ソフト名 | 価格 |
---|---|
Word 2013 | 12395円 |
Excel 2013 | 11962円 |
Outlook 2013 | 11744円 |
PowerPoint 2013 | 12415円 |
OneNote 2013 | 9145円 |
Access 2013 | 12358円 |
Publisher 2013 | 12707円 |
1つのソフトが約1万円くらいしますね。
Office 2013の価格
アカデミックは利用できる人が限定されるので比較からは外しています。これも価格はAmazonでのパッケージ版の価格を調べました。単体でソフトを購入した場合の価格も併記します。
Personal 2013 | Home and Business 2013 | Professional 2013 | |
---|---|---|---|
価格 | 24116円 | 27351円 | 46550円 |
単体ソフトの合計価格 | 36101円 | 57661円 | 82726円 |
単体で購入するよりもずっと安くなっています。特にエディションが上がるほどお得になっています。WordだけとかExcelだけといった、1つのソフトしか利用しない人は単体で購入した方が良いと思いますが、複数使う人はOfficeを購入した方が断然お得になっています。
Officeは自分が使うアプリがエディションを購入
エディション別に含まれているアプリケーションソフトが違いますので、Officeを購入する時は自分が使うソフトが含まれているエディションを購入してください。
- WordとExcelだけで良い人→Personal
- PowerPointも使いたい人→Home and Business
- AccessもPublisherも使いたい人→Professional
最初からパッケージ版のみの話をしていますが、ダウンロード版もあります。
Office 2010まではアップグレード版というのがあったのですが、Office 2013
版ではアップグレード版が無くなってしまいました。
プリインストール版
Officeを手に入れる方法として、パッケージ版やダウンロード版を購入する以外にもOfficeがプリインストールされているパソコンを購入するという方法があります。
プリインストールとは
販売するパソコンにあらかじめソフトウェアがインストール事をプリンストールと言います。
プリインストール版は初めからパソコンにインストールされていて、パッケージ版のように自分でインストール必要がないので、インストールって何?という方にはこのプリインストール版をおすすめします。
他の違いとして、Office 2013の場合はパッケージ版は同一人物なら2台までインストールできますが、プリインストール版はそのプリインストールされているPCでしか使えないという欠点もあります。なので、プリインストール版の方が安くなっている事が多いです。1つしかパソコンを使わない方にはプリインストールの方がお得かもしれません。
パッケージ版とプリインストール版の価格差
実際にパッケージ版に比べてプリインストール版がどれほどお得なのかを調べてみました。
ドスパラで人気のタワーパソコン「Monarch XT」で調べてみました。
Monarch XT 限定特価 ドスパラ特価 118,980 円(+税) ポイント還元:1,284p
カスタマイズでMicrosoft Officeが以下の値段で選択できます。
プリインストール版のMicrosoft Officeの価格
- Microsoft Office Personal 2013が+19,000円(+税)
- Microsoft Office Home and Business 2013が24,000円(+税)
- Microsoft Office Professional 2013が48,000円(+税)
Professionalに関してはパッケージ版よりも高くなっていますが、PersonalとHome and Business 2013は3~5千円安くなっています!インストールもしてくれている事を考えると、インストールできない方、面倒くさい方にとっては非常にお得に感じます。
ただ2台パソコンを持っている方は2台インストールできるパッケージ版の方が絶対良いと思います。
ここまでパッケージ版などについてまとめてきましたが、実は無料で使えるMicrosoft Officeというものが存在します。それはWebブラウザ上で使う「Office Online」というものです。さらにiPhoneやAndroidなどでは無料でMicrosoft Officeが使えるアプリも存在しています。
また、Microsoft Officeだけの事を伝えてきましたが、Officeって実はMicrosoft以外もリリースしています。Microsoftのシェアが圧倒的すぎて、Officeと言えば、Microsoft Officeという風になっているだけです。
ブラウザ版、モバイル版、他社製Officeについては違うページでまとめたいと思います。まとめましたので、是非下の投稿を見て下さい!
無料で使えるMicrosoft Office「Office Online」やモバイルアプリについて 無料のoffice代替ソフトについても