B450チップセットはAMD 500シリーズに属するチップセットです。
AMD 400シリーズチップセットのラインナップは2020年5月現在、X470、B450の2種類です。
現行最新の第3世代Ryzen シリーズ及び第2世代Ryzen シリーズ、第1世代Ryzen シリーズに対応しています。
第3世代Ryzenシリーズまとめ(Matisse)
AMD 400シリーズチップセットのソケット形状はSocket AM4です。
2020年5月現在、X470とB450はZen3(第4世代Ryzenシリーズ)をサポートするという話があります。
ここではAMD 400シリーズチップセットの中で、下位に位置しているB450について紹介します。
B450チップセットの特徴
AMD 400シリーズの下位に位置しています。
B450の特徴をと前世代のB350と比較しながら紹介します。
- PCI Express 2.0に対応(B350もPCI Express 2.0)
- チップセット側のPCI Expressのレーン数は6(B350も6)
- M.2 NVMe Gen3に対応(B350もGen3)
- メモリ最大搭載数は64GB(B350も64GB)
という事でB350と比較すると、あまり変わりがないですね。
ただB450はZen3(第4世代Ryzenシリーズ)をサポートするのに対し、X370はサポートしません。それが最大の特徴かもしれません。
B450チップセットのスペック
B450チップセットは何ができるのか、何ができないのかをまとめました。
B450チップセット単体で見てもよく分からないと思うので、同じAMD 400シリーズチップセット及び1世代前のAMD 300シリーズチップセットと比較しました。
AMD 400シリーズチップセットの比較表
チップセット | X470 | B450 | X370 | B350 | A320 |
---|---|---|---|---|---|
チップセットの PCI Express リビジョン | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.0 |
CPUの PCI Express 3.0 レーンの最大数 | 24 | 24 | 24 | 24 | 24 |
チップセットの PCI Express 2.0 レーンの最大数 | 8 | 6 | 8 | 6 | 4 |
CPUの PCI Express ポートの構成 | 1×16 or 2×8 | 1×16 or 2×8 | 1×16 or 2×8 | 1×16 | 1×16 |
SLI | 〇 | × | 〇 | × | × |
CrossFireX | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
SATA 6.0 Gb/s ポートの最大数 | 4 | 2 | 4 | 2 | 2 |
USB 3.1 Gen2 ポートの最大数 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
USB 3.0 Gen1 ポートの最大数 | 6 | 2 | 6 | 2 | 2 |
USB 2.0ポート数 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 |
SATA RAID 構成 | 0,1,10 | 0,1,10 | 0,1,10 | 0,1,10 | 0,1,10 |
AMD StoreMI | 〇 | 〇 | × | × | × |
OverClocking | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
XFR2 Enhanced | 〇 | 〇 | × | × | × |
Precision Boost Overdrive | 〇 | 〇 | × | × | × |